パズルがピタッ、ピタッと
はまっていくような展開。
どの人物も眺めながら
ぼんやり思っている
「この人◯◯な人に見えるのに」
という直感が全部そのままの
答えあわせ。
伏線が出し惜しみされず放置されず
ポスターのルイのあの
悲しいのか切ないのか
笑顔になろうとしてるのか分からない
表情の答えも順に紐解かれていく。
大変気持ちよかったです。
大きなテーマがひとつあって
そこに辿り着くまでの手法が
サスペンスとしてストーリーを盛り上げる。
大事なテーマについても丁寧な描写。
終盤のゾッとする、彼らのその後。
しかしエンディングには希望がある。
あの場面では泣かせられたけれど
希望に繋がってた。
もっとも、なんでそこで
連れ去ってくれなかったのと思ったけれど
泣いてるコウモリを
自分なら泣きやませられるかも
と思ってしまったのだもの…
その報われないことといったら
籠で水を汲むが如し。
オープニングも
エンドロールも字がかわいい。