しょうちゃん

ルイの9番目の人生のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)
3.7
2018年6本目の劇場鑑賞。

リズ・ジェンセンによる世界的ベストセラー「ルイの九番目の命」をアレクサンドル・アジャ監督で映画化したミステリー・サスペンス。

9歳の誕生日に崖から転落して昏睡状態に陥った少年の数奇な人生と、
その裏に隠された切なくも驚愕の真相をミステリアスかつファンタジックに綴る。

原作は未読。
冒頭で、
ルイが誕生のときから生死にかかわる事故9回をルイの語りでコミカル風に描かれる。
しかし生き返ったルイは昏睡状態で眠っている状態で、
視点がルイだけでなく、
医師や母親や精神分析医にころころと変わる展開。
ジャンルもサスペンス?ファンタジー?ミステリー?と様々。
ルイの運命に隠された秘密も割と普通でした。
本作の情感あふれる奇想世界を監督したのが、
アレクサンドル・アジャ監督なのだが、
アジャ監督のこれまでのキャリアは「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」「ミラーズ」「ピラニア3D」といったゴア描写のホラー作品が多かったが、
前作の「ホーンズ 容疑者と告白の角」から、
ホラーではない脳の領域を検索するテーマが通じる作品を撮っている。
またホラーに戻って欲しい。
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