子供が主役のハートウォーミングなオシャレ映画？
そんなわけないでしょ。「ハイテンション」→「ヒルズ・ハブ・アイズ」と来て「ピラニア3D」まで任されたアレクサンドル・アジャですよ！ 前作「ホーンズ 容疑者と告白の角」もファンタジーかと思いきやなんだかんだホラーだったし。
今作はホラーとはちょっと違うけど、冒頭から次々と不穏なカードが配られて、不要な“常識的”カードは捨てていき、最終的に怖い役であがるという話。結局怖いんだよこの人の映画。
示された手がかりはドンデン返し的に覆ることはなく、まっとうに処理される。リズ・ジェンセンによる原作は未読ですが、これってアジャの手クセかなと。“やっぱそうだよねー怖いよねー”な感じ＋少しの意外性がアジャ印。
