あな

ルイの9番目の人生のあなのレビュー・感想・評価

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)
3.0
「ハイテンション」や「ピラニア3D」のアレクサンドル・アジャ監督作品だったということもあったし、予告編を観て面白そうだったということもあってはるばる自宅から電車と徒歩で90分ほど掛かる映画館へ行って鑑賞してきたのだが、思ってたほど面白くなかった。まず誰の視点でストーリーが展開していっているのか分かりにくい。今作は主に主人公であるルイ君と昏睡状態である彼を担当することになった医者のパスカル先生の視点を交互に描いているのだが、その節目が分かりにくいというか漠然とした状態でシーンの転換があるからどうにもしっくりこなかった。そういう意味では観ずらかった。また、宣伝文句にもなっているラスト9分間から明らかになる真相。この真相を解くある“手段”に関しても、反則的のように思えたし、その真相も何の意外性もなく、よく今まで誰も疑わなかったなと物語のリアリティが損なわれるようなものだった。だからストーリーもあまり面白いとは思えなかった。けど、ダークファンタジー風な世界観はよかったと思うしルイ少年を演じたエイダン・ロングワースくんの演技も見事だった。マセガキは嫌いだけど。アジャ監督はやっぱりホラー映画を撮ったほうが面白くなると思うんだけどなぁ。