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ルイの9番目の人生のRiNのレビュー・感想・評価

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)
3.8
『美少年を愛でに行ったはずなのに』

サクッとあらすじから。
9歳にして9度の死に目にあったルイ少年の物語。
感電、食中毒、事故に墜落。
あまりにポップに死に目に遭うもんだから、あれ?この映画タランティーノだっけ?って思わなくもない(ない)。
さて、そんなルイ少年、ぞくりとするような美少年なんだけど、そんな麗しいお顔立ちで超怖いことも言ったりやったりする。
これって「少年は残酷な弓を射る」的な、ティーンゆえの非道さみたいな物語に転がるのかしら、と思っていたら急展開。

騙される、とは言わないけど(たぶん勘のいいひとなら結末に予想がつくのは早いはず)、最後にぶったまげました。
ネタバレなんでコメントにて、この映画の感想を一言でまとめております。

ちょっと「パンズ・ラビリンス」的な映画だなあと思いました。
こどもって可愛いけど、それ以上に人間になりきっていない神聖さと怖さを秘めているな〜と思うようになったのは、大人になったってことなんだろうか。
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