公開時やフィルマークスのスコアも低評価なんだけど、僕はすごく面白かった。
時間の関係で2日に分けて観てしまったんだけど、劇場で鑑賞してたらもっと高得点あげてたかも!
いろんな意味でジャケとか予告編とかと違う!
実態が掴みにくい。想定外を楽しめるのも
この映画の魅力!
だから、ネタバレ絶対NG。具体的なことは書けないので、良さがどこまで伝わるか?
上手い例えが浮かばないけど、
例えば、休日の朝って、いつもの時間に目が覚めちゃってから、ふと
「このまま起きることも寝てしまうこともできる」と思うと、すごく楽しい!
この楽しいまどろみ、みたいに
劇中ほとんど昏睡中のルイだけど、
彼には選択権があるのだ!そして、それを楽しんでる!
昏睡と意思決定
愛情と憎しみ
過去と未来
独占愛の行き着く先は
母性と父性
科学とサイコの世界
など、表裏な事柄が、その都度形を変えて、画面を漂う。
予告編で出てた、9歳までに何回も死にかけたエピソードは、開始直後にボンボンと紹介されちやう。
あとは、ルイのお母さん、担当医師、姿を消した父、元カウンセラー、、
だけど鍵を握っているのはあくまで昏睡中のルイ。
彼らの運命は!
この手の精神世界を描いたものって、解答編でがっかり🤷♂️て、多いけど.
これはかなりの皮肉!
かなりの衝撃!
そして、事件の解答編にも、かなり納得したよ、そーゆーのもあるかもなって。
ルイを演じてる子役さんの雰囲気もいいし、何より、
母親役のサラガトンの美しさ、危うさ、
やばいよ、ほんとに。
綺麗な無垢に見える花には、恐ろし過ぎる毒がある!
もう一回観たいよ、しっかりと。
結構お気に入りの一本でした!