その昔ヤクザだった爺さんたちが、もう一度、組を結成して、近ごろの暴力団の若いやつらをやっつけるという、ヤクザにしてはゆるめ系のコメディ。
ヤクザの世界も、古き良き時代とは様変わり。かつてのイメージのヤクザでは、現代の都会からすっかり浮いてしまう感じなのが笑いに繋がってて、ペーソスある音楽が雰囲気を出してました。
ひと癖ある爺さんたちの、それぞれの登場シーンから始まって、全編いちいち笑えるシーンの連続。終盤の中尾彬のご本尊のシーンは爆失笑。彼は何もしないのだけど、いっぱいひどいことをされまくるのが…。こういう笑いは北野武監督のセンスですね。