トイレのピエタの作品情報・感想・評価

トイレのピエタ2015年製作の映画)

上映日:2015年06月06日

製作国:

上映時間:120分

3.6

あらすじ

都会のビルに虫のようにしがみついて窓を拭く宏。美大を卒業し、画家を目指したものの、夢が叶うことのないまま無為な日々を過ごしていた。ある日、いつものように窓を拭いていた宏は、突然意識を失い、病院へ運ばれてしまう。精密検査の結果、病名は胃がん。余命は3カ月だと告げられる。その時宏の傍らには、出会ったばかりの女子高生・真衣がいた。宏に妹役を頼まれて、ともに診断結果を聞くことになった真衣。彼女は宏に「一…

都会のビルに虫のようにしがみついて窓を拭く宏。美大を卒業し、画家を目指したものの、夢が叶うことのないまま無為な日々を過ごしていた。ある日、いつものように窓を拭いていた宏は、突然意識を失い、病院へ運ばれてしまう。精密検査の結果、病名は胃がん。余命は3カ月だと告げられる。その時宏の傍らには、出会ったばかりの女子高生・真衣がいた。宏に妹役を頼まれて、ともに診断結果を聞くことになった真衣。彼女は宏に「一緒に死のう」と提案するが、我を失うほど動揺する宏でも、それに従うことはできない。「意気地なし!」。二度と会うことなどないと思われた二人だが、運命は彼らの間に確かなつながりを用意していた。宏にとって人生最期となる夏。目の前には、まだ上手に生きることを知らず、感情をむき出しにする真衣。二人は互いの素性も知らないまま、反発しながらも惹かれ合っていく。ありのままの魂で求め合うその関係は、恋や愛、どんな言葉も及ばないほどピュアなものだ。もうすぐ立ち去ることになるこの世界に、真衣という目映い光を見てしまった宏。彼はどのような「トイレのピエタ」を遺すのか?

「トイレのピエタ」に投稿された感想・評価

naoikeda

naoikedaの感想・評価

3.4
野田洋次郎とリリーフランキーの絡みが最高。野田洋次郎て演技まで上手いんだなって。余命宣告を受けた時最後に何を頑張るかを考える。
ち

ちの感想・評価

2.0
2016年16本目
うの

うのの感想・評価

3.6
制服で
飛び込むプール
青い春

_
「浄化と昇天だから」

・立派な黒いバイクに乗っているのに、生白く細い腕とはみ出し気味な脚、ぽこっと載せたかのようなマットコートのハーフヘルメット、気の抜けた横顔の瞬きの多い瞳になんだか笑った
・脚のクイクイとか、じっとしていられない体の感じがナチュラル
・空気を読んで下に降りていく時の軽やかさが気持ちいい、あまり高いところ得意じゃないけれど、一度あんな風にシュッ、シャッと降りて見たい
・いちかわさやさんの瞳が美しい〜〜〜芸術
・窓拭きの後輩くんの顔がなんとなく櫻井翔くんっぽい
・死にそうな人間がLIFEトと書かれたTシャツを着る
・野田さんの頭身と髪型も相まって見つめあっていると頭の大きさが倍近くあって犯罪感が増す

_
何が救いになるかわからないから、
宮沢りえの美しさとリリーフランキーのエロさだけで十分見る価値ある映画なのだけど、洋次郎の優しい声とたまにものすごくかっこよく見える不思議な魅力と杉咲花の暴力的な真っ直ぐさがよかった、ありきたりなのに斬新でださいのにかっこいい、そんな感じ
ぬぬ

ぬぬの感想・評価

3.7
余命3ヶ月の男と孤独な少女が「生きる」事に斜め下から向き合う話。終盤では正面になっていたけど。何気無い毎日の大切さを感じた作品でした。自分が余命3ヶ月だなんて言われたら、あるいは自分がちょっと放っとけ無いって思う人が余命3ヶ月だと言われたら、私はどうするだろう…。在り来りな感想だけど、カッコイイ言葉や表現で表すのでは無く、本当に素朴な表現で十分、いやそっちの方が素敵でしっくりくる。
主演にRADWIMPSの野田洋次郎、その脇に杉咲花、リリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえ、佐藤健(5秒位だけど)と豪華キャストが連なります。
それにしても、学校のプールに金魚を放した後、金魚と一緒に泳ぐ杉咲花が美しかったです。
にわ

にわの感想・評価

4.0
結構よかった。
洋次郎合うなあ。
ちょっと今の自分に近くて、痛いような。苦しいような。

このレビューはネタバレを含みます

自転車での疾走、プールの魚、“全力で走ったけど死ねなかったよ”、夜のプール、トイレのピエタが印象的だった。あと宮沢りえの髪型が変わるのも。
園田宏は美大を卒業後フリーターとして生きていた。ある日自分が胃がんであり、あと三ヶ月の命であることを知る。そんな中で知り合ったのが女子高生、真衣だった。二人は反発し合いながらも惹かれあっていく。

主人公園田宏を演じるのがRADWIMPSのボーカル野田洋次郎だ。彼の声を聞くと落ち着く。高校の頃毎日のように聞いていたからかもしれない。いきなり主演でどうなるのかと思ったが、彼の口から出てくるセリフには不自然さはなく、むしろ自然と入ってくる。余命三ヶ月という役柄の儚さとその声がぴったりと合っていた。

そして、女子高生を演じるのが杉咲花だ。ドラマ夜行観覧車でも演じたわがままでどうしようもない感情をどこに持っていけばいいのか分かっていないような思春期の役をさせたら右に出るものはいないんじゃないだろうか。こっちの心までぎゅっと捻り潰されるような感覚が忘れられない。

キャストの豪華さもすごい。大竹しのぶ、宮沢りえと、RADWIMPSファンの二人が出演している。そして、佐藤健の使い方もなんとも贅沢なキャスティングだ。リリー・フランキーの存在感もなんとも言えない。

手塚治虫が病床で書いた日記が元になっているというこのストーリー、とても儚い。中でも野田洋次郎と杉咲花がプールで泳ぐ場面はとても美しい。

彼が最後に追い求め、見た風景はなんだったのか。
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