あおい

チャッピーのあおいのレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
3.6
僕らは絶対に次の場所になんか行かない…

ヒュー・ジャックマン×ロボットってことで「リアルスティール」みたいな映画を想像してたけど、全く違った。そもそもヒュー・ジャックマン主役じゃない( ^ω^ )

◎ストーリー
南アフリカ・ヨハネスブルグ。増加する犯罪を抑止するため、人ではなくAIを搭載したロボットが警察として機能していた。そんなある日ロボット研究所で働くディオンは、自ら成長する完全なるAIの発明に成功する。それを用いて感情あるロボットを作ろうとしていたのだが、その技術を狙うギャングに連れ去られてしまう…

なかなかにヘビーな作品でした。人とロボットの壁が取り払われた時、何が起きてしまうのか?ハートフルなようで、かなりSFスリラーの要素もある映画。

設定などから「ロボコップ」や「ジャッジドレッド」の世界観にかなり近いと思った。世紀末なヨハネスブルグがどこか可笑しい。

チャッピーというキャラクターはとても愛らしく、応援したくなるんやけど、いかんせんギャング側に感情移入などできるはずもなく常にモヤモヤした気持ちで観てた。善と悪で揺れるAIというのは非常に斬新ではあった。

ストーリー展開はテンポよく進み、ラストにかけてトンデモ展開に突入するものの、呆れてしまうような最後ではなく、少し考えさせられる。ロボットものやSFが好きなら、問題なく楽しめるでしょう。

キャストはシガーニー・ウィーバー、ヒュー・ジャックマン、デーヴ・パテル、シャールト・コプリーなど非常に豪華。

くれぐれもヒュー・ジャックマン主演のSFやと誤解して観ないようにしてください!
あおい

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