ロボットの人間化の話かと思いきや…最後はそれを覆す…?感情を持ったロボットとギャングたちの交流はバイオレンス時々ハートフル。
尻上がり的に面白くなる脚本。つくづく人間の心は汚いもので、純粋無垢なチャッピー悪に堕ちてもおかしくない!そう思わせつつ、うまいこと話を転がす。綱渡りのようなハラハラ感がある。
ギャングたちのキャラクターは見事に三流感強め。それが良いような悪いような。他の似たような題材のモノとは一線を画していることは間違いない。
チャッピーのデザインが絶妙。無機質的ながらも、若干可愛らしさも兼ね備えている。動きのキュートさもグッド。
アクションシーンはもう少し派手さがあっても良かったかも。シンプルな撃ち合いが多くて、画がちょっと地味に感じた。
なかなか期待以上の面白さ。近い将来もしかしてこうなるかも…という微妙なリアリティ。最後は鳥肌モノ。あれはあれでハッピーエンドなのだろうか…。