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チャッピーのbeatdjamのネタバレレビュー・内容・結末

チャッピー(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ディオンも、相手のエンジニアもだいぶ無茶苦茶やってて、マジかこいつらって思いながら見てた。
序盤の赤ん坊のようなチャッピーが成長する様はある種の微笑ましさがあったけど、ある程度固定化された自我を持ってからの展開が物凄かった。
ハッピーエンドに見えて、すごく重たくて、ある種人間という存在に対して冒涜的とも言える結論に至った作品だった。
意識の連続性と一個の生命体としての連続性が同一のものとしてよいのか、考えさせられる。
あそこまで知能が発達したら、あんなに子供っぽいままではなさそうだけど…
結構衝撃的だったのは、ニンジャがディオンを助けて「逃げろ!」と叫んだこと。
真に悪でなかったとしても、生きるために悪を演じさせられていた、生き延びるためにはそれしかなかったという感じ。
ちょっと安易かもしれないなぁとは思いつつも、ちょっとグッと来てしまった。
意識の保存もしてないし、埋葬もしてもらえないアメリカかわいそう…
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