このレビューはネタバレを含みます
前作でアンディとウッディの物語に区切りがつき、オモチャ達の夢と希望に満ちた引き方に涙した先に、ウッディという個についての補足がついたのかなという印象の映画でした。
いつもピクサーは時代の流れに沿ってその時々の人を力付けてくれる映画をつくると思っていて、今回のウッディが仲間から離れる、だけどそれは「迷子」じゃない、という下りは本当に時流に乗ったいいテーマだと思いました。
ただ、子供に遊んでもらうことを生きがいにしているオモチャ達のストーリーだと思って今まで観てきてしまったので、なんだか少し「私の知ってるトイストーリーと違う。ああ、これが今回のキャッチコピーで言われていた『まだ本当のトイストーリーを知らない』ってことだったのか！」と感じました。
映画のラスト、仲間との別れがアッサリだったのも少し残念でしたが、移動遊園地で活躍しているウッディ達は「子供に喜んでもらうため」ではなく「オモチャを幸せにするため」に活動している気がして、それも少し違和感を覚えました。
なんにしても今回一番可哀想なのはボニーのお父さんかな、と。笑
