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トイ・ストーリー4のliamのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.8

人気シリーズ第4作目。監督は「インサイドヘッド」の脚本を担当したジョシュ・クーリーが務める。声の出演は「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」のトム・ハンクス、「エル・カミーノ・クリスマス」のティム・アレン、「いつかはマイ・ベイビー」のキアヌ・リーブス、「ゴーストバスターズ」のアニー・ポッツなど。

ある日ボニーは、幼稚園の工作で作ったお手製のオモチャのフォーキーを家に持って帰る。カウボーイ人形のウッディが、オモチャの仲間たちにフォーキーを現在のボニーの一番のお気に入りだと紹介。だが、自分をゴミだと思ってしまったフォーキーはゴミ箱が似合いの場所だと部屋から逃亡し、ウッディは後を追い掛ける。

1.2.3と綺麗に終わったトイストーリーの続編ということで、蛇足に終わるんじゃないかという心配がありながらの鑑賞。

伝えたいストーリーがなければ作らないというだけあって、伝えたいことは分かったし、楽しめた。

自分が役目をあと自分はどう生きていくべきなのかがテーマで、ウッディの生まれ変わりの作品。
3ではおもちゃの幸せは、持ち主によりそって持ち主の方を楽しめること。それが終わったら次の持ち主へ。っていう終わり方だったのに対して、今作ではある意味真逆の終わり方。

持ち主の元にいるだけがおもちゃの幸せじゃない。そういった事をウッディに分からせるために、ボーやフォーキーは必要だった。

全体を通してコミカルさは満載なので、単純に楽しめる映画にもなっているし、新キャラもみんな可愛い。

ただ3の終わり方が余りにも綺麗だったので、この終わり方は悲しいし、最高とは言えない。
監督とかもこれでいいのか迷ったって言っていたけど、多分観た人もかなり困惑するんじゃないかな。
あとこれまでキャラの見せ場がかなり少なかったのも残念。

ウッディのこれまでの価値観から新しい価値観の変化は今の時代を感じさせるが、トイストーリーでこれを伝えるべきだったのか。それはずっともやもやしたまま終わりそう。

かなり挑戦的な内容と言える映画。
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