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トイ・ストーリー4のteroのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
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「ウッディの一番素晴らしいところは何があっても、仲間を見捨てないところなんだ」
アンディがどんな気持ちでボニーにウッディを手渡したのか。
ウッディは、ボニーのことも仲間たちのこともアンディのことさえも裏切ってしまった。

「誰かのためのおもちゃでなくてもいい=人生の選択肢は一つじゃない」なんてことを伝えたかったのかもしれないけれど、これでは以前より自分だけほんのちょっと遊んでもらえなくなったし(このことは1でバズが現れた時に乗り越えたはずなのに!)、そもそもやっぱりアンディじゃないと嫌だし、たまたま昔の彼女に会えて何か楽しそうだからボニーのことも仲間のことも放っておいてこっちについて行くわバイバイ!って感じにしか見えなかった。

昔からの仲間たちとの別れ、特に相棒であるバズとのあまりにもあっさりとした別れはどうしようもなく寂しい。
(バズが「私のことも置いてけぼりか・・・」と言った後のフォローが何もなかったのも本当に悲しかった)
エンディングのウッディを見ても、これが仲間と別れてまでやりたいことなの?と疑問に感じてしまった。

あとは女性の自立をテーマにすることはとてもいいことだと思うし、ボーも長い年月を経てああいう性格になったっていうのは理解することもできるけど、女性を活躍させるために男性キャラクター(今回の場合、ウッディ)をやたらと情けなくするのはやめてほしい。
そして、今まで描いてきた「おもちゃの掟」に反するような行動、ましてボニーを危険に晒すような所業に少し引いてしまった。

こんな風に、こんなのウッディじゃない!トイ・ストーリーじゃない!なんて思うのは僕の勝手な意見・・・作り手側・観る人によってはそうではないのかもしれない。
でもやっぱり1〜3で築き上げてきたキャラクターや物語があるわけで、それを全て否定されたような気がして・・・なんてとてもとてもモヤモヤしてしまう。
賛否があるのは当然だと思うし、評価する人のことを否定したりなんて絶対しないけど、僕の中ではこの映画はなかったことにしたいと思う。