ツーモ25

トイ・ストーリー4のツーモ25のレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
4.0
今作は、より”おもちゃ”という境界を飛び出したように感じられた。
勿論好きにしゃべる地点でおもちゃとは言えないかもしれないが、これまでの3作はあくまで与えられた役割の中でおもちゃは生きていた。”所有者=子供の楽しみのため”に行動をしていた。

今作もウッディ達おもちゃはボニーのために存在しているわけだが、ここにボーという”トイ・ストーリー”の世界を変える(悪く言えば破壊する)存在が現れる。 所有者を必要とせず、思うがままに行動するという選択肢が生まれた。

こう来たか!と思うと同時に、違和感を覚えたのは確かだ。
頭のどこかで、あくまでおもちゃは人の所有物だと認識して見ていた。そこに自由な生き方をするおもちゃが登場して、物としての認識が厳しくなった。
話せて感情を持つおもちゃがおもちゃたるのはもう役割だけだった。それもなくなり、おもちゃは自然の動物、人間と対等なように見えてきたのだ。
それが違和感の正体なのだろう。

そのため、制約がさらに一つなくなったおもちゃ達の行動が、これまでにないほど人間チックで、生々しいものに感じられた。

ラストのウッディとの別れも、もうおもちゃ達の別れではなくて、完全に人と人の別れのように感じられた。

だから一層つらく感じたなぁ。

個人的には、何が起こってもいいからとにかくずっとウッディとバズ(そしていつものおもちゃ達と)は一緒にいて欲しかった。
現実の世界に永遠がないことは分かるけど、
アニメでくらいは永遠であってほしかった、本当に。彼らの関係性は素晴らしいものだったから…


大きな使命を失ってからの生き方など、今回のトイ・ストーリーにも語りたいことがしっかりあったことは評価できるし、良作だったと思う。
吹替も新キャラクター含めてすごく良かった。


ただ、やっぱり3が素晴らしすぎた…。