このレビューはネタバレを含みます
長年のファンとしては、悲しい悲しい物語になってしまったなぁと。
まずボニーが嫌いになった。
ウッディを手放したくないアンディがあんなに大事だってことを伝えて譲ったのに、遊んでもらえない、部屋でも仕切れない、酷い扱いのオンパレード。
それでもボニーのために尽くす!
バズが初めてきた時には、アンディのお気に入りのおもちゃの座がとられるってあんなにバズを毛嫌いしてたのに、ボニーのお気に入りのフォーキーは、自分を省みず守る(成長したなぁ)。
それが使命と信じて。
でもまったく報われないし、いろんなものに見捨てられる。
もうフォーキーなしでは自分の存在価値を見いだせなくなる。
ボーとの再開も、嬉しいけど…頼もしすぎて…女性が強い時代なのはわかるけど…強すぎない?
でもウッディがいろいろいらんことやらかすから、ボーがあなたは黙っててみたいな感じでカブーンに協力を求めてOKもらった時、ウッディ背中の紐ひいて返事してたやつ、あのシーン素敵だなって思った。
なんかおしゃれだなぁって。
でも後にボイスボックスなくなるからだよねぇ…思い出しただけでつらい。
と語りだしたら止まらない。
トイストーリーは友情がテーマだと信じてた。
でもボーと一緒にいるのを選んだのは友情か?
何もかも、大事なもの全て手放して、持ち主のないおもちゃになってまで、ボーのそばにいたい理由ってなんだろうって考えまくった。
ウッディは誰も見捨てない。
でもボーは今までひとりだし、あんなに強くなって、仲間もいるし、大丈夫。
そもそも見捨てるとかの話じゃない。
今までの仲間は、ボニーに変わらず遊んでもらえてるし、まあ今の生活に不満もないだろう。
そうなると、自分ってなんなんだろう?
ウッディはひとりも見捨てない。
でも周りはウッディを必要としない。
疲れちゃったのかな、ウッディは。
あんまり前向きな再出発には思えなかった。
ウッディの決断を仲間がすんなり受け入れるのも、なんだか悲しい。
いくらみんなが、ウッディの決断にはいつも助けられたと言っても、今回のは重みが違いすぎるよね?
感情移入していろいろ考えずにはいられない。
好きすぎるから。
おもしろいのはおもしろい。
でもウッディがただただ悲しいだけの話であったことがひたすら残念。
その後の充実してる姿を見せられても、なんかもやもやしてしまう。
切ない。