渋谷のアップリンクで『二重生活』(ロウ・イエ監督、2012年、日本公開2015年)観てきた。
大好きな映画監督と大好きな女優さんの新作を観るよろこび。
嫉妬。悔しい気持ち。「あの時ああすれば…
ロウ・イエ3本目。これが一番好き。
綺麗事がなくて、出てくるのは愚かな人ばかり。いたたまれないのだけど、そこが好き。もつれる愛情に近視眼的に寄りながら、社会の毒がそっと滲んでくるような。
頻繁に降り…
一人の女性の事故をきっかけに、それに関わる3人の男女と事件を追う刑事が交錯していく様を描いた恋愛ミステリー。
ロウ・イエ監督作初体験。
ちょっとどころか歪過ぎてひん曲がった愛憎模様を、不穏に、かつ…
雨と車と女。中国映画はやはり強烈で大好きだ。
1人の男の二重生活には、それぞれ妻と子供がいて、さらにその他大勢の愛人もいて(むしろ多重生活)。全てを知った妻の「我爱你」がこわい。
帰りつつ、さて自分…
中国、都市生活の日常。
霞んだ空気にはさらっと毒素が入り混じってた。
程よい距離でピントが合わず、終始ぐらぐらと不安定な映像がすべてを語ってたように思えた。
救われたのは誰だったんだろう。
じわ…
衝撃の冒頭、妙に明るい「歓びの歌」が流れ続ける。この音楽、その後登場人物のピアノで二度演奏されるが、いずれも調子っぱずれでどうにも居心地が悪い。左手の音をとり違えて不協和音を響かせ、あるいは永遠に終…
>>続きを読む『二重生活』