佐藤

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイアの佐藤のレビュー・感想・評価

3.0
ニュージーランドで共同生活を送るヴァンパイア4人の物語。

中世王室のような品格のある物語の進行を務めるヴィアゴ(379歳)、傲慢で態度が大きい割にメンバーの中で一番小柄なディーコン(183歳)、多くの伝説や恐怖を人間たちに植え付けてきたヴラド(862歳)、最も恐ろしい容姿を持ち石の棺にこもる最年長のピーター(8000歳)はちょっとヴォルデモートっぽい(笑)

物語は鑑賞前の想像と違って民間テレビ局による取材設定でドキュメンタリー風に進行していく。
取材班達はヴァンパイアの館に入る人間の一般市民であることを前提に、儀式や当人達との契約など設定がかなり凝った印象。


序盤では彼らヴァンパイアの日常風景、各々の性格、これまで生きてきた長い歴史、ヴァンパイアの弱点や特性などの生態、短い尺でテンポ良く教えてくれてた。

中盤からは予想外の展開に…!
新たにヴァンパイアの仲間に加わった若者のニックの非常識な行動によって振り回される4人、ヴァンパイアハンターを家に招いてしまい大切なルームメイトを失ってしまう。
ニックが連れてきた親友である人間のスチューは古い知識しか持ち合わせていない古参ヴァンパイア達に、ハイテクな生活を教え大いに気に入られる(笑)

スチューがいつ襲われてもおかしくないハラハラ感を持ったまま、ヴァンパイアやゾンビ達が夜な夜な集う舞踏会が開かれる季節に。

人間であるスチューが招き入れられたことがバレて、渋々帰る一行の道中には覚醒寸前のオオカミ男達が現れる💥🐺🐺🐺



かくかくしかじかありの思わずほっこりするラストで締めてくれる、彼らの体温とは正反対でホットなストーリでした😚💕

個人的には彼らヴァンパイア、オオカミ男やゾンビなど達が現代を生きる上での支障や悩みが可愛かったりで結構和む(笑)

オオカミ男達のビジュアルがまた中世の格好のままで暮らすヴァンパイア達とは正反対でかっこいいし好き!悪態をついてはいけない習性を持つだったりとにかく体格が良くてドストライク〜👍✨

しかし作中で少し出てくるオオカミ男達の某再現シーンでのモザイク処理ではほんと笑った
佐藤

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