やかじょ

PKのやかじょのレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
4.1
昨年、きっとうまくいく、を観てから気になって気になってしょうがなかったやつ。

こんなに笑って泣けて重くて爽快な映画、他の国にある??

リモコンを取り戻したいという純粋な願いを叶えるために神様に祈ることを知ったpk。
ところが、祈る行為にはいろいろなやり方・儀式・決まりごとがあるらしい。
信じる宗教や宗派が違えばそのルールは異なるからだ。
だからできる限りの祈りは全て実践するpk。
この辺りが笑えるところでもあり、泣けるところ。
日本人は仏教行事も神道行事もキリスト教行事も取り組むから近しいところもあるけれど、我々はあくまでイベントとしての祈りの行事くらいの認識しかないからそういう姿が滑稽だと思われるのは想像できる。
でも純粋な祈りを前にした時に、そういう姿勢は笑うことができない。
どんな格好をして、何にお金を払って、どんな祈り方をするかなんて意味があるだろうか。
でも本当に叶えたいことがある人はそれにすがるしかない。
そこにつけ込んだビジネスが横行しているけれど、じゃあ本当の宗教と偽宗教の境ってどこにあるんだろか。
過程は何にしろ、願いが叶ったとしたら、それは本人にとって本物の宗教なんじゃないだろうか。
でもpkの投げかける疑問は的確だなって思った。
人類は神様の子供、親は子供に対してそんな酷なこと言わないという指摘。
そうだよなぁ、相手の立場に立って、思いやったらそんな発言出てこないよなぁ。

前回の女優さんは美人!って感じだったけど、今回はめちゃめちゃキュート!
今後もこの監督の映画追っていきたい。