にゃんこむ

PKのにゃんこむのレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
5.0
インドに降り立った宇宙人は宇宙船と交信するためのリモコンを盗まれ、母星に帰れなくなってしまう。リモコンを探す道中で頓珍漢なことばかりやらかす彼を人々は『PK(酔っ払い)』と呼ぶ。PKは地球で暮らす中で感じた素直な疑問を人々にぶつけるが、それはさまざまな波紋を呼び・・・・・・。

ラージクマール・ヒラニは社会の問題を噛み砕いて易しく説明するのが本当に上手!
かつ、大筋はコメディだから見ているのがとても楽しい。素直に内容が入ってくる。
今回のテーマは宗教ですが、宗教を真っ向から否定したり蔑むわけではなく、非合理な預言者たちのお告げを「神様に(電話を)掛け間違えたのでは?」という切り口で、面白おかしく問いかけてくれるのがとても良い。

「きっと、うまくいく」でも思いましたが、アーミル・カーンって独特な演技が良いですね。
まともに見える人って、この世の中の常識に合わせている人なわけで、常識をぶっ壊せるのは、非常識さを持ち合わせた変人なんです。その常識外れの変人っぽさを出すのがとても上手。
しかも見た目のイメージと違い、脱いだらムキムキ。ギャップが凄い。
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