「オーストラリアでは年間3万人の行方不明者がいる。その中の9割は戻ってくるが、残りの1割は今も行方不明のままだ」
日本のテレビで紹介されるオーストラリアの印象が強いせいで、治安が良く、財布を落としてもキッチリ戻ってくる住みやすい国という印象がありましたが、本作がその印象をボロボロに壊してくれます。
貴志祐介の『クリムゾンの迷宮』を読んでから、「誰もいない広大な田舎で、たとえ殺人や殺人ゲームが行われていたとしても誰にも気づかれないんだろうな。」と思っていたけど、それが現実になってしまったのが本作。ちなみに実話がベースらしい 。((((;゚Д゚)))))))
殺人ジジイのミック・テイラーは序盤から顔面丸出し。ここまでオープンなのにここまで恐ろしい奴は多分見たことがない。外見は普通にいそうだけど、中身がトップクラスにやばい。ミックの英語の訛りを聞くだけでも恐怖するレベル。
見所はなんといっても、ミックのトラックと地下室。カーチェイスシーンは『激突!』を彷彿とさせる。ワンチャン『激突!』のトラックの運ちゃんはミックですわ 笑
地下室は、ここで何があったのか想像してみるとめちゃ怖い。
オーストラリアに行く気を削がれるので注意!