プリンス

ナイトクローラーのプリンスのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
4.2
フィルマークスのデータベースに無いタイトルのリクエスト機能、わたくしがストーカー並にリクエストした所為で無くなったんですかね?「皆殺しの高速道路」のレビューが宙ぶらりんで困っております。よって、まだ辞めません、プリンスです。仕方ないので、ナイトクローラーのレビューであります。
長いこと生きていると、どうにもこうにも嫌なヤツって居ますでしょ?今回の主人公、ルイス君がまさにそれ!無職でプラプラしてるくせに変な知識だけはあって、やたらと弁がたつ。そして人としての義理人情が明らかに欠落してるクズ野郎。これ、同じクラスに居たらゼッタイ!イジメマス!!ダメ!!順不同!知るかっ!
そんなルイス君のパパラッチとしての成り上がり、サクセスストーリーな訳でありますよ。わらしべ長者的に盗んだ自転車から、まあトントン拍子!
観ていてとにかく腹が立つ訳で、このヤロー、まさか次は何を言ってくるか?どんな行動に出るか?
びっくりするほどに、期待通りの胸糞展開に目が釘付けになる訳でありますよ。今迄無職だったのが信じられないくらいの話術と交渉力!世話になっているテレビ局のプロデューサーのレネルッソに、やらせろやらせろと迫るシーン。おいおい、見境い無しか!コイツの脳ミソどうなってる!!
はは〜、こいつは例のアレ読んでますね。欲の無い奴は成功しないとyazawaも言ってましたから!
しかし観ている側の無責任な正義感なんてどうでもいい訳で、利害関係が一致してるもんだから、やっちゃえニッサン!レネルッソもあっさり枕契約。
金回りが良くなってきて、オザケン・カローラⅡからダッヂチャレンジャーに昇格。これがまた、今迄無職だったのが信じられないくらいのドライブテクニック!!
当然、仲間なんかみんな踏み台ですよ。それでも天罰も当たる事無く、がっちりアメリカンドリームとゆう。しかし、このルイス君のバイタリティと物怖じしない度胸には目を見張るものがある訳で、簡単に否定は出来ないのも事実な訳ですよ。そもそも善人ぶってる訳でもないので、ある意味健全にも見えて来るとゆう。実際強ければ横綱オッケーであります。品格なんか要らねーぞ、やくみつる!そして多くの人が観る映画に無くてはならない、感動、友情、正義、笑い。これ、全部ありませんから。どの映画にも似てない、新しいジャンルでありますね!
例えるならば、スカして出た屁の匂いが臭過ぎて一人でついつい笑う感覚、いや、足の指の爪を切って、ついつい匂いを嗅いで、くっさ〜!言う感覚に近いです。
久々に一句浮かびました。

臭いほど
どうなってるかと
蓋あける

人間だもの。 プリンス

一部不適切な下品な表現がございました。深くお詫び申し上げます。でわまた!
プリンス

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