souma

ナイトクローラーのsoumaのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
3.2
『人の破滅の瞬間に僕は顔を出す』

僕が思うに
フリーランスのジャーナリストやパパラッチは
大小はあってもこういう人なのではと思ってしまう。
有名人に46時中張り付いてプライバシー侵害したり
事故現場にいち早く駆けつけて
事件があれば遺族の気持ちも考えないで家の前に張り込んで撮影したり。
メディアは、それをフィルターして放送する。
でも、需要があって高く売れるのも
残念ながら真実だということもわかる。

だからこそ
これがアカデミー賞脚本賞ノミネートかという印象。

この映画の素晴らしくしているのは
脚本というより
ブルームを演じたジェイク・ギレンホールのおかげかな。
痩せて青白いのに、眼力はしっかりしている役作りは素晴らしかったし
静かで感情を表にあまり出さないが
たまに顔を出す凶暴さや
観てるだけでそこはかとない嫌悪感を抱かせるのはすごかった。
souma

souma