ぶるぶる

ナイトクローラーのぶるぶるのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
4.5
カリスマ性はこういうところにある。

人間ができているかできていないか、正義か正義じゃないかはまた別であり、人を惹きつける強い魅力は筋が通っているか、いないかだ。
我々の考える倫理観は社会生活の中で身についたものであり、その内容は普遍的に正しいとは言い難い。
社会に住み社会に支配されている人間は小さな価値観でしか物事が捉えられないだろうが、俯瞰的な目で物事を捉えられるようになったら森が見え、山が見え、地形がわかる。
林からずれないように横ばっかりを見て整列している人が多い。そしてそれが正しいと思っている。
なかなか面白い人間がいない。

感動系の映画、迫力のアクション映画、ホラー映画などあるが、純粋な心で楽しめばいい。
もし映画から何かを学ぼうと思うなら、映画自体から学ぶのではなく映画から現実のあらゆることに想像を馳せないといけない。

本はいい。映像で無い為、想像が大いに広がる。
人間は体一つだ。この体であらゆることを学ぶには多くの本を読むといい。本は仮想的に現実を体感している。これは大いに価値があることで、影分身をしてそれぞれが学んでいる状態だ。
そして、読んだだけでは身につかない。一番大事なことは行動だ。頭に入れた知識と想像を、行動に移して経験して、はじめて学んだと言えるだろう。
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