「みかんの丘」とセットで紹介されていました。
アブハジアの事は『みかんの丘』で予習済みだったので、すんなりとストーリーに入っていけました。
老人は新しくできた中洲に棒を立てて白い布を巻き付け、自分…
セリフは少なく
最初はひたすらとうもろこし畑を作る工程を見せられる
兵士は通り過ぎようが
知ったこっちゃない
とうもろこしも実り収穫できたものの
自然の猛威には勝てず流され
新たなものがまた支配する…
このレビューはネタバレを含みます
静かなようで音が溢れる映画。風の音、水の音、とうもろこし畑のざわめき。
セリフが数えるくらいしかなく、登場人物の感情や交流がほとんど目で交わされる深みと趣のある映画。
小屋を建てていくシーンは、下手…
このレビューはネタバレを含みます
コーカサス山脈から黒海へ注ぐエングリ川は、毎年春の奔流で土砂を運び中州を作る。そして農家は水浸しの土地を捨て、土壌が肥沃な新しい中州へ移る。そこで春から秋にかけてとうもろこしを栽培し長く厳しい冬を越…
>>続きを読む『みかんの丘』同様、アブハジアの戦争下、庶民の悲しみを、川の中州に住むおじいさんと孫娘の生活と自然の描写で淡々と見せます。
二人のほとんど無口なやりとり、ゆったりした川の流れ、柔らかい日差しに、浸…
日本では「みかんの丘」と同時上映だったらしいですね。
ジョージアとアルバジアという場所は、紛争時代があったとのこと。
その頃かそのあとすぐくらいの時代設定なのかな?
美しく雄大な自然の中で暮らす美し…
このレビューはネタバレを含みます
まるで絵本の「木を植える人」みたいな寒々しさと、ミレーの「種を蒔く人」の土着感がとてもいい。どのカットを取っても写真になりそう。
ストーリーについては兵士の存在が初めから仄めかされていて、なにか事…
ジョージアとアルバジアの扮装時代を舞台にした映画。
「みかんの丘」と同じかな。
中洲を移動してとうもろこしを作る老人と孫娘。
中洲に住む人がいるんだってそこからまあビックリしちゃった。
ほぼセリ…
昨日の「草原の実験」に続き反戦メッセージ作品を。
舞台はソ連崩壊後のアブハジアコーカサス地方エングリ川。ジョージアとの紛争地帯。川の両岸ではジョージアと、それからの独立を目指すアブハジアの兵士が睨…
4/21/2021
とうもろこしの島。
生きるために、その土地を耕し、とうもろこしを育て、敵であったはずの男をかくまい、風と水と土と共に死んでいく。
そしてまた、新たな男がその土地を耕す。
…