確かにポール・ウォーカーを思うスタッフの想いがラストシーンに詰まっていて、ラストシーンを観るだけでも映画館に行く価値はあった。
なにせシリーズ通して10年も映画製作に携わった仲間が亡くなったから、スタッフの気持ちが溢れ出ていた。
日本車が好きで、スープラに乗って海に向かうブライアンに何とも言えない感謝の気持ちが生まれ、涙が出た。
しかし、今やthe fast and the furiousの世界観から逸脱し、他のアクション映画と変わらない映画になってしまった。
冷静に見れば、ラストシーン以外、他の映画と同じことをやっていて、車を愛し、エンジン音の虜になった、男臭さが消えてしまった。
純粋に車が好きで、車のことしか考えられなかった彼らはドコに行ったんでしょうね。
