FREDDY

ワイルド・スピード SKY MISSIONのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高級車や名車が続々と登場し、迫力満点のカーアクションが繰り広げられる大ヒットシリーズ『ワイルド・スピード』の第7作目である本作。正直言って、涙なしには観ていられませんでしたね。ブライアン・オコナーを演じていたポール・ウォーカーが交通事故で帰らぬ人となってしまった事が頭に鮮明に残っているので、「家族」というテーマの色の濃い今作には終始胸を締め付けられた。ジョーダナ・ブリュースターが演じるミア・トレットとブライアンの会話からして"別れ"を強く意識させるもので、ジェイソン・ステイサムが演じるデッカード・ショウとの対決や迫力のあるアクションの数々には目を奪われましたし、タイリース・ギブソンが演じるローマン・ピアースが織り成すコメディには思わず笑わされたが、終盤は一気に涙腺を刺激され、ドミニクとレティの秘密が明かされてからはもう観ているのが苦痛とすら感じてしまうほど。Wiz Khalifaの「See You Again ft. Charlie Puth」を背景にブライアン・オコナーの過去がフラッシュバックされますし、ドミニクの最後の台詞がとにかく心に染みてきました。本作はとても悲しい現実が反映された作品ではあるが、とても素晴らしい作品であることに間違いはないですね。ただ、アクションシーンに関しては少々地味な印象を受けましたし、ツッコミどころも満載で、物語の要である『ゴッド・アイ』というキーアイテムが意味をなしていないと言いますか、必要性を疑ってしまうような展開には首を傾げてしまったが、それでも娯楽作品としては良作だとは思いますし、オススメもできるかと。
FREDDY

FREDDY