青二歳

わんわん忠臣蔵の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

わんわん忠臣蔵(1963年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

東映長編アニメ忠臣蔵!犬!(以下ナンセンスレビュー)
動物の擬人化は風刺なりファンタジーなり設定を作り込まないと自然をヒューマニズム(人間中心主義)で歪めるから安易に楽しめない…吉良がトラ(捕食者)ってさすがにムリあるだろう。母をトラに食われた復讐…これを忠臣蔵になぞらえるのはさらにムリがある…
捕食/被食のヒエラルキーに"かわいそう"という価値判断を下すことは…児童アニメでやって欲しくない…

復讐のためロック(食われた母犬の息子)が何故か都会(高層ビルが立ち並ぶニューヨークさながら)に旅するのですが、これがまさか内蔵助の祇園遊びに相当するのか…
…ハイ、ここまで来るともうはやこのアニメを"忠臣蔵"として観るのもナンセンスである事をいい加減承知しなければなりません…
これはヒエラルキー(捕食/被食)逆転物語なのですね。うさぎがキツネをとっちめるなら分かりやすいですが、犬(肉食)がトラ(肉食)を討つというからカオスなだけで。
「キラー(虎の名)!今こそ悪の報いる時だ!」いや捕食しただけ…"おまえうまそうだな"もそうですが、肉食を"悪"としちゃうの…

さて吉良邸討入り…もとい虎(キラー)への復讐はどういう運びだと思います?(どうしてかボディガードに置いたその他の象やらの動物も)キラーも"南の出身"だから彼らは寒さには弱いはずであると。だから明日の雪の晩に決行しようというんですよ。…雪の動物園・遊園地のアクションは作画すばらしいんですけどね。めっちゃワクワクします。名シーン。

…ナンセンスなレビューと分かっちゃいるがやっぱり動物の擬人化は無節操にしちゃアカンと思う!!
なお、テーマ曲の"わんわんマーチ"は神曲です。大好き。大好きなんですよ全力でこの頃の東映児童アニメが!!でも擬人化は制限が必要(個人的にゆずれない…)。