トランスマスター

スノーデンのトランスマスターのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.0
元CIAでその後NSAに移った実在の情報分析官スノーデンの香港でのガーディアン紙のインタビューからリベラルなポールダンサーの彼女との関係や特殊部隊のブートキャンプ風景そしてCIAでの情報収集やNSAのエシュロンによるシギント活動など『シチズンフォー』よりストーリー重視の表現でスノーデンの心境を描いた作品です。

◆良い点/注目ポイント
・ジョセフ・ゴードン=レビットがスノーデン本人に似ています。またCIAの教官にニコラス・ケイジのカメオ出演も必見。
・彼女役にシェイリーン・ウッドリー(『ダイバージェント』主役)やインタビューの記者にザカリー・クイント(『HEROES』のサイラー)など珍しい配役も注目ポイントです。

◆改善点
・後半部分が単調でものすごい睡魔に襲われます。

◆総括
・個人情報の保護に敏感な欧州やアメリカでは反応があったのでしょうが日本ではそこまで個人主義が認識されておらず国家の監視にそこまで危機感がないので本作のテーマに対しての温度差があるのではないでしょうか?このエシュロンを実際に見たい方は青森県にありますので見てみましょう。都市伝説マニア向けの作品です。