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スノーデンのkirinのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.1
今、現実に起きている事。

大昔の事でもないのにこんな事が起こっていたなんて全然知りませんでした。

米国、CIA、NSA、中国やロシア、日本が同盟国でなくなった時には監視の許可は出なかったがこっそり監視し、1発KOできる、ライフラインは全て落とされる。

サイバー攻撃、中国のID無効化、ネット上では常に戦争が起きている。
攻防の繰り返し。

「第二次世界大戦後、60年間第三次世界大戦が起きないのは何故だ?我々が守っているからだよ。」

そんなかっこいい事を言っておきながら、監視しなくてはならないロシアや中国より自国、米国の身内への監視、アクセス数が倍以上なのは何故??自分はもちろん全く関係のない自分の恋人、家族、友人、全ての人から枝分かれしていきあっという間に25万人。
1人から始まって一瞬で振り返ったら25万人を監視している訳である。
誰がいつ誰に何を、全て筒抜け。
しまいには自宅のPCのカメラまでアクセスすれば自宅の中まで覗けるわけで、プライバシーも何もあったもんではない。

スノーデンはたった1人で政府相手に全てを暴露したのである。
安定した生活、愛する恋人、家族、故郷。
全てを犠牲にしてまで。

ここまでする必要があったのか?
んん。私は即答できない。
ここまであからさまに監視されているとは思ってもみなかったが、ある程度は覗かれているのは分かっていた事。
迷惑メール、クレジットカードの不正利用、データ抜き取り。
政府の人間でなくてもこんな事が出来る人が沢山いるわけで、これだけインターネットやSNSが普及し、今では自らが自分の生活を知らない人に公開している時代。
冷静に考えたら恐ろしい事です。

まぁ、他に方法があるなら考えて頂きたい事ですがテロリストや、大統領暗殺阻止や、戦争を起こさない為には必要な事なんでしょうがちょっと政府はやり過ぎてしまったみたいですね。笑
嘘もつきすぎですしね。そりゃあ現場で働いている人間は自分がしている仕事が嘘をつかれ、国民にはない事とされてしまったら不快ですし信用も何もなくなるでしょう。そして行動を起こしたのがスノーデンなのですね。

すごく面白かったわけではないのですが、勉強にはなりました。

スマートスピーカーや、PC、大丈夫ですか?もしかしたら会話や監視、されているかもしれません。

実話ですから。
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