"周りと違う"ことを武器に戦うという、胸躍るヒーロー映画でした！雑な言い方になりますがティム・バートン版『X-MEN』と言えば分かりやすいかもしれません。
それぞれのキャラクターが立っていて、どの子ども達も奇妙で愛おしく魅力的です。覆面双子ちゃんとか、すぐ素っ裸になる透明人間くんとか、ほんとかわいい。
エラ・パーネルもかわいい！腰にロープ結んであげる場面は思わずドキドキしてしまいました。化け物を嬉々として演じたサミュエル・L・ジャクソンの弾けっぷりもいい感じ。
とまあファンタジックで楽しい映画なんですが、その背景にはナチのおぞましい迫害の歴史が広がっており、映画全体に暗い影を落としています。その点が多様性を認めない現実社会とも共鳴し合っていることは恐ろしいことです。
