ユースケ

ザ・デッド インディアのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・デッド インディア(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族との再会を目指す二人の軍人がゾンビに占領されたアフリカ大陸を駆け抜けるバディムービー兼ロードムービーだった【ゾンビ大陸 アフリカン(原題THE DEAD)】の続編である本作は、恋人との再会を目指すアメリカ人の電気技師がインド人の少年と共にゾンビに占領されたインド亜大陸を駆け抜けるバディムービー兼ロードムービーという舞台をアフリカからインドに代えただけのコンパチ映画。前作同様、歩くゾンビとシンプルな演出を地味と取るか、渋いと取るかはあなた次第な一本です。

とりあえず、ゾンビ噛まれた人間を問答無用で射殺したり、車に閉じ込められた母親と娘を善意で射殺したり、主人公のバイクを盗んで子供を助けに行った父親が子供に食い殺されたり、精神衛生上良くないシーンが多いのですが、主人公の恋人の母親がゾンビ化する直前に「お父さんはいいひとだったけれど本当に好きな人と結婚するべきだった」と主人公の恋人に告白をするシーンを主人公の恋人の父親が盗み聞きするシーンのガッカリ感はダンチでレベチ。嫌なお父さんが一瞬で可哀想なお父さんになっちゃいました。

前作では主人公が軍人だったのでサバイバルスキルが高いのは納得でしたが、電気屋の主人公がヘッドショットを連発し、散々掴みかかられても全然噛まれない事に違和感を感じさせてしまった事が残念。
打ち切り漫画を思わせる俺たちの戦いはこれからだ!エンディングもしっかり継承しているので、前作の主人公と本作の主人公が合流する【ザ・デッド3 サウスイーストアジア】に期待しましょう。

ちなみに、Filmarksさん、監督の名前の表記が前作と本作で違うのは意地悪だよ。