公開当時劇場で観て以来久しぶりに再鑑賞したけど、やはり諸々説明不足なので唐突に感じる部分が多く、ヴィランもヒーローたちも行動原理がいまいち理解できないままに進み、最後まで勢いだけで押し切られた感が強いんだよね。
制作現場の都合上色々事情があったのは察するに余りあるのだけど、ヒーロー大集合のお祭り企画且つ6人中3人は今作がお披露目だったわけで、その割には今ひとつスッキリ出来なかったのはただただもったいない。
5人なり6人のヒーローが並ぶ絵面のかっこよさは激アツで格別だっただけにね。
メンバーを集めてチーム結成しておきながら結局相手がエイリアンで地球人5人じゃ力不足だから「そうだスーパーマン復活させよう」っていうのもなんだかな。ヴィランのステッペンウルフもどことなく小並感があったのなんでだろう。
良かった点はやはり今作が初参戦のアクアマンとフラッシュとサイボーグ。それぞれ個性・特性を活かした場面は楽しかった。バリーとアーサーが加わったことで軽妙なトークが交わされたりして、スーパーマンとバットマンの微妙に暗くて重苦しいス雰囲気を和らげていた。
個人的にダイアナの気高く凛々しい戦闘シーンが好きなので、ワンダーウーマンのシーンは全て最高。アクションはスケールが大きくて派手だしCGのクオリティも割と高い。
これだけのボリュームがある設定を120分程度にまとめるのって、やっぱり結構難しいことなんだろうな。ということでやはりスナイダー・カットも観ておくか。
