DCびいきの自分もしまいには苦笑してしまう出来であった…。
今回は過去の反省からよりシンプルで分かりやすい映画にしたいという意向だったようだが、それが完全に裏目に出た。ひたすら世界を侵略したがるなんの深みも魅力もない敵。仲間を集める前半はまだいいが、中盤以降はありきたりな展開が続く。見終わった後には、子供向けの安っぽい内容だったという印象に。
CGだけはキチンと仕事をしているものの、撮り方も演出もだんだんチープになっていく。ただこれにはザック・スナイダー監督の途中離脱がかなり影響しているはず。ヒーローそれぞれをどうカッコよく見せるか、どう活躍させるかのこだわりも後半はほとんど感じられなくなる。まあ急にバトンタッチされた監督も時間が無かったんでしょうが。不幸な事件による影響は、恐れていた通りになってしまった。
フラッシュ、アクアマン、サイボーグは全員異なる個性でキャラを立たせることには成功している。全体としてJLAのキャラの魅力としては、今でもあると思う。あとは脚本。やっぱりDCは何だかんだ言われても、ちょっと暗めの雰囲気で突き進んだ方がいいんじゃないのかねえ。
エンドロール後の映像で、まだ続くことは確かだけど。次こそは頑張ってくれよう。