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ジャスティス・リーグのSyoCINEMAのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
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マーベル派? DC派? そんな質問を、映画好きなら受けたことがあるかもしれない。これはなかなか難しい質問だ。
ちなみに僕は、……答えられない。強いて言うなら「ダークナイト」派だ。ズルい答え!

でも、本作を見て気づいた。僕の好きなキャラは、断然DCだ。その理由は簡単だ。こっちの方が非リアだからである。

自分の中でこの感覚はすごく納得できて、マーベル作品のヒーローって根明というか、リア充感があるのだ。それはそれでいいし、好きなんだけど、例えば「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とか宇宙のはみ出し者とか言ってたくせに、「俺たちと同じ非リア来た」とか思わせときながらロケットとかなんかこうオーラが出てきちゃってて、カッコいいのである。滲み出ちゃってるのである。

その点、DCヒーローを見てくれ。まずバットマン。金しか人の心を掴む術を知らない。哀しい。。。しかも、自分が性格的にちょっとアレなのをわかってて、自分だけが生身の人間であることも受け入れてて、「俺がリーダーでいいの……?」って悩み続けてる。わ か る

そしてフラッシュ。イタい! 純粋すぎてイタい‼︎ ジャスティス・リーグに入った理由が「友達がほしいから」って……いたいけすぎる、泣ける!

サイボーグ。なんなら死のうとしてる。「俺の存在価値って何。。。」的な。重い! いろいろ重い‼︎

ワンダーウーマン。最愛の人を亡くして何十年、「もう恋なんてしない」を貫く女。一途!好き‼︎

アクアマン。アウトローぶってるけど仲間ができるとはしゃいじゃう。お茶目!

こうやって見てみると、意図的にジャスティス・リーグの面々は欠点や欠陥や弱点がある。そこがいい。

勿論、アベンジャーズもみんな背負っているものがある。でも彼らは単体でなんとかなる心の強さがあるけど、ジャスティス・リーグの方は多分ダメ。病む。バットマンとかアルフレッドいないと完全に闇堕ちする。

そういう、普段の自分にも似た「暗い」奴らがチームを作ったらどうなるか、その答えが本作の最も最高な部分。

結果は、「盛大にデレる」。たまんねぇよもう!
元が孤独な奴らだから、仲間に出会えたらもう好き好きオーラ出まくって、連携技も出しちゃうし、すぐ1人になろうとするバットマンをみんなで守るし、見ててとにかくキュンキュンした。こんな胸のときめき、予想してなかった。

MCUもDCEUも明るい方向へとシフトしてきたけど、個人的には「マイティ・ソー/バトルロイヤル」がどうにも合わなくて。

その理由は多分、ウェイ系映画だって思っちゃったからなんだ。リア充がふざけてるところを見ても、非リアのこっちからしたら「楽しそうでいいね」としかならない。作品が面白いことは認めた上で、素直に受け入れられないのだ。「なんだかんだ言ってみんなリア充じゃん!」って思っちゃうのだ。一番共感したのがヘラだもの。。

ソーを見た後だからこそ、余計にグッときたというか。リア充映画と非リア映画、どっちが好きかといえば後者になる。

ものすごく個人的な価値観に寄ってしまったけど、本当に楽しかった。リア充の権化みたいなあの男が登場した時も、扱い方がすごく良くて「苦戦してるじゃん?」みたいなセリフに吹いた。最高だよ! 俺ら非リアから見えてるリア充、こんな感じだよまさに!

綺麗に整った話ではないけど、見てるととにかくにやけてしまう。そんな不思議な魅力のある作品だった。好きだ。