危機に直面する人類、市井の人を助けてこそのヒーローだと思うのだが、このDCワールドはあまりにも普通の人が少ない。恐れる人、逃げ惑う人、叫ぶ人などが出てこないんだよな。エキストラのギャラをケチったのか。
ステッペンウルフ・パラデーモン軍団とジャステイスリーグの面々のみの世界。地球の一大事なのにこじんまり。この手の映画では災厄の規模を知るのにモブシーンはとても大事だと思うんだけどな。
そもそもヒーローたちのパワーバランスがいびつなんだよ。これはかなり厄介な問題だよ（今後の展開を含めて）。そういう意味では超人じゃないバットマンや速いだけのフラッシュがパシリに徹したのはよかったのかも。だってスーパーマンの強さが圧倒的なんだもん。
マーベルを意識してか、これまでの深刻なトーンがだいぶ薄味になったのも物足りなかった。これはザックスナイダー版を待つしかないか。
あ、そうそう、ダニー・エルフマンがいい仕事してた。往年のテーマ曲を復活させて、ここ、盛り上がるとこですよ！と煽ってくれるのなw
