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ジャスティス・リーグのRのネタバレレビュー・内容・結末

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅で友人1人と。

2017年の「DC・エクステンデット・ユニバース」の5作目。

監督は「300」のザック・スナイダー。

あらすじ

前作の戦いで自らの命を犠牲にしたスーパーマン(ヘンリー・カヴィル「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」)の行動を目にしたバットマンことブルース・ウェイン(ベン・アフレック「ザ・コンサルタント」)はアマゾン族の王女、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンス(ガル・ガドット「Mr.&Mrs.スパイ」)と共にスーパーヒーローを結束するために奔走する。

Netflixにて鑑賞。

「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」「スーサイド・スクワッド」「ワンダーウーマン」に続き、遂に登場した「ジャスティス・リーグ」シリーズ第1作目。

1作目からマーベルにおける「アベンジャーズ」シリーズに大きく水を開けられた形で苦渋を強いられていた「DC」作品だったが、ユニバースにおける4作目「ワンダーウーマン」が大ヒットにより、遂にその負のループを脱却!!推進力を得た上で満を持して登場したユニバース初陣、さぁ果たしてその出来栄えは…。

う、うーん…すいません、微妙でしたわっ!!

なんだろう、監督であるザック・スナイダーの降板騒動があり(追加撮影を担った後釜は「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン)、明らかにピースが足りない点を踏まえてもチーム結束ものとしては爆発力が足りなすぎる感が否めない。

ヒーローを集めようというわけで、ブルースとワンダーウーマン、ダイアナがチームを作り上げるわけなんだけど…うーむ、イマイチパッとしない…。

俊足ヒーロー、フラッシュ/バリー・アレン(エズラ・ミラー「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」)は「アベンジャーズ」及び「X-MEN」のクイック・シルバーと比べるとイマイチ超絶スピードからくる爽快感を感じないし(早いというよりかは演出面から見てもスローに見える)、アクアマンことアーサー・カリー(ジェイソン・モモア「ワイルド・ブレイブ」)はせっかく見た目重視の海の力が持ち味なのに、素潜り一つだけで実際の戦闘シーンではイイトコ無しだし、ビクター・ストーン(レイ・フィッシャー)ことサイボーグはアイアンマンのメカ要素を数倍に薄めたような地味な感じに映る…。

正直今年観たアベンジャーズ最新作でキャラに関する感想部分が膨大過ぎて未だに書き上げられないことを踏まえて観てもアベンジャーズの面々に大きく差をつけられたように感じてしまった。

あと早々に復活したスーパーマンよ、自我が暴走しちゃうのは良いけど、開眼するのが仲間の力じゃなくて、結局女かよっ!!

あと、上映時間の長さの割に、そしてチームが割と早めに結集するわりに、会話シーンばっかで肝心の戦闘シーンがおざなり…。

いや、なにもヒーロー映画だから戦闘シーンばっかじゃなくても別に良いんですよ。ただね、その会話シーンもつまるかつまらないかで言えばつまらないわけで、時々挿入させるキャラ同士のギャグシーンも、割とすべっちゃってる!!

だから、どうしてもお前らくっちゃべってないではよ戦えやってなっちゃう。

あと、敵側もどうぞ打ち倒してください的な戦闘兵がたくさんいるのにも関わらず、しかもせっかくの初陣なのにやや苦戦ってどうなん??

今作のボスであるステッペンウルフ(この名前もどうなん?「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」歌ったバンドかよ!!)に苦戦するならまだしも、普通の雑魚にも精一杯って…。

あと、アベンジャーズの「インフィニティー・ストーン」ならぬ「マザーボックス」を得るために前述のステッペンウルフさんが行動するわけなんだけど、イマイチ世紀末感がないなぁ。本当に全部集めるとヤバイの?

なーんかこじんまりしちゃってるなぁ。

ただ、俺自身「アベンジャーズ」1作目はハルク無双以外の部分で観ると世間の評判に比べて微妙だった身からすると、まぁ許容範囲な出来と思えるけど、「アベンジャーズ」1作目と比べるとどっちが面白いかと言えばやはり、あっちかな。

なんか1作目から尽力しているザック・スナイダーには悪いけど、彼の手を離れて別の監督、それこそアベンジャーズのルッソ兄妹くらいの交通整理力を持った監督の手に移した方が良いのではないだろうか?

うーむ、せっかくのお祭り映画なのに、見てみたら地域の出店レベルだったくらいのがっかり感だった。

次に期待!!…していいのかな…。
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