てつくま

ジャスティス・リーグのてつくまのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
3.8
DCの映画は暗くシリアスなヒーロー像が味で、ダークナイトなんかはその方向性を決定づける作品だった。賛否両論あろうがあの作品はヒーロー映画自体の価値を著しく高めた作品だったことは間違いない。一方でそのダークさがその後アイアンマンのようなポップなヒーロー像=マーベルにあっという間に押されてしまった要因でもあると思う。

前作バットマンvsスーパーマンはやはり重くて長くてという作品だったが、ジャスティスリーグはどうか。DCらしい気品さを残しながらも、爽快なアクション、テンポの良い物語展開(ジョス・ウィドン力)等で新しいDCの方向性をしっかり示せたのではないかと思う。特に所々笑えるところが新鮮。

個人的にバットマンの超人でない部分がきちんと触れられ(いじられ笑)頑張る姿に萌える。

欲を言えば、やはりアベンジャーズを思い出してしまう部分が所々あるところか。まあチーム物ヒーローの元祖はDCだしそこはおあいこかな。

今後のDC映画に本当に期待しているし、ジャスティスリーグ2ではもっと新しいDCの世界を見せてくれるだろうとワクワクしている。
てつくま

てつくま