ペジオ

ジャスティス・リーグのペジオのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
3.2
陽があれば陰があるように、全てに役割というものがある

なんやかんやワクワクしてしもうた
オープニングの「everybody knows」から漂う悲壮な雰囲気が既に良い(思いっきりザック・スナイダー臭がするが、実はジェス・ウェドンの選曲らしい。)

DCEUにはMCUに無いものを求めている自分としては、「ここからだな…」と思わせてくれる快作であった
「ヒーロー一旦集結」という本作の「役割」に対して、大まかな流れとしては非常にオーソドックスな作りであるからこそ、ここからMCUとは別の方向へ舵を切ってもらいたい

中でもベン・アフレックの「老兵の哀愁」っぷりは伸び代がある(この辺は「ダークナイト・リターンズ」の系譜だろうか。)
自身の能力を「金だよ、金」と自虐的に語っていたが、誰よりも早くヒーローやってたという「自負と経験値」が伴っての後方支援込みで「精神的支柱」として育って欲しい(MCUのニック・ヒューリーとは違って、前線にも無理してバリバリ出るよというのが理想的である。)

最終的なヴィランは「人間」なのではないか?…と思わせるラストのオマケも嬉しい
サノスの様な圧倒的な外部の存在ではなく、内側から生まれた様な敵であれば思う存分ウジウジ悩めるぞ
今後の関連作で悪が少しずつ成長していく流れを作っても面白い
結局のところMCUに先越されてるのは間違いないのだから、差別化の意味でもこれは重要だと思うんだ
「二番手には二番手の戦い方がある」…そうだろう?

とりあえずラストまでの構想は僕の中で妄想し終わった
それができるだけで良い映画だコレは
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