あざらし

本能寺ホテルのあざらしのレビュー・感想・評価

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
3.0
「愚者は経験から学ぶ。
賢者は歴史から学ぶ。」

1582年6月2日、京都 本能寺。
明智光秀の謀反により織田信長は天下統一を目前としながら、歴史の世界から姿を消しました。

信長の遺体は見つかっていません。本能寺の変は多くの謎に包まれています。

そして、現代。
綾瀬はるか扮する倉本繭子は京都でトランクを引きながら歩いていました。
ホテルに着いたものの、予約を来月と間違えてしまい、部屋がありません。
迷いながら辿り着いたのは、本能寺ホテルでした。

結婚前の現代女性がタイムスリップをして織田信長の時代へ行ってしまうストーリーです。

綾瀬はるかの独特な雰囲気とテンポが良く効いているコメディ映画です。

織田信長という人気のある武将を出し、人気女優さんのタイムスリップというのは面白いですが、大人になってもやりたいことが見つからない現代女性が…という在り来たりな設定はもう飽きてしまいます。

設定が在り来たりだと、ラストもきっとこうなるだろうと読めてしまいますし、そうなると可愛い綾瀬はるかを観るだけの映画で終わってしまうのではないでしょうか。

「…命より価値のあるもの。」
あざらし

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