紅孔雀

本能寺ホテルの紅孔雀のレビュー・感想・評価

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
2.2
とにかく我々には‥‥がいる、という言い方がありまして、例えば日本文学なら、とにかく我々には夏目漱石がいる、となり、ジャパンポップなら、とにかく我々には松任谷由実がいる、となります。そして、日本の都市といえば、とにかく我々には京都がある、とまぁこうなるのですが、ことほど左様に京都の魅力が全開、の映画でした。
つまり前半の10分ぐらいは、現代京都の町並みと鴨川の流れにウットリし、本能寺ホテルの得体の知れない感じも相まって、結構面白そう、と思ったんですが‥その後の展開が実に平々凡々。同じスタッフ、キャストの『プリンセストヨトミ』も途中からコケましたが、原作がしっかりしている分だけあちらの方が良かった気がします。
綾瀬はるかの天然キャラは、嫌いではないのですが、少し食傷気味。京都の魅力に負けてます(綾瀬はるかファンの方、ごめんなさい)。
紅孔雀

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