なかむら

ヒロシマナガサキのなかむらのレビュー・感想・評価

ヒロシマナガサキ(2007年製作の映画)
3.8

日本(というより広島、長崎)、アメリカ双方の視点から作られたドキュメンタリーだけあって、新鮮な見え方、新たな発見があった。特に核を作った当事者達の話なんかは、監督のジャーナリズム精神に感心してしまう。だが、歯痒い事に彼らの話自体は、とてもじゃないが感心できるものではなかった。どこか勝ち誇ったようで、薄ら笑いしているようにも見え、自分達を正当化している風にしか聞こえず。そう切り取った監督の演出。
冒頭の渋谷街頭インタビューにしろ、2007年時点ではあるが、見るからにアホな奴らを捕まえてさも日本の若者代表のように語らせてしまう野蛮さ。これも監督の演出。賛同できない。
広島と長崎パートの被爆された方々のインタビューは、非常に迫るところまで迫った内容で、あまり言葉が出ない。。
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