ふう

ヴィンセントのふうのレビュー・感想・評価

ヴィンセント(1982年製作の映画)
4.4
何度みても楽しいティム・バートンの処女作(のはず)
『カリガリ博士』を観て、ティム・バートン世界観を感じたので改めて視聴。

空想の中でしか生きられないヴィンセント・プライス(ではなくマロイ)
空想の闇のなかが自分の居場所だと感じているのに闇のなかには危険もいっぱい。でも、現実では生きていけない。
そんな彼の境遇・心情に深く共感です。私もずーっと子ども時代から今までそんな感じで現実への適応力がないので…

「私の魂が、床に浮かんでいる影から、のがれることも……またとあるまい」

扉にたどり着けなかった彼は、幸福なのか絶望なのか。
ふう

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