アリシアヴィキャンデルとドーナルグリーソンが出演ということで鑑賞。
IT企業で働くドーナルグリーソン演じるケイレブは、人里離れた施設で社長のネイサンが作り上げた女性型ロボット(アリシアヴィキャンデル)に搭載された人工知能をテストするという実験に協力。
一週間の実験期間のうちに徐々に彼女の秘密が明らかになっていく…といったストーリー。
劇中でチューリングテストが出てきたが、「イミテーションゲーム」を観た後だったこともありすんなり理解することができた。(もちろん多少の説明はあるが)
心を持つロボットは実現し得るのかというテーマに対し、この作品では「フリをする」という３つ目の選択肢を加えることによってその答えをより複雑なものとしていた。
それが現実においても正しいかなどは当然わからないが、いずれにせよ人工知能が進化し(ある意味、哲学的な話で)自身が思考していると意識できるレベルにまで達することは、とても恐ろしいことなのかもしれないと感じた。
そして、なんといっても二人の演技力がすごかった。
彼らが出演しているというだけでも観る価値はあるだろうし、SF好きなら観ておいて損はないと思えた作品。
