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アバウト・レイ 16歳の決断のemediaのレビュー・感想・評価

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.9
転校を区切りに
「レイ」として生きる道を選ぶラモーナ
こう切り出され明らかに戸惑う母と祖母

ホルモン治療って何?病気なの?
レズビアンとはどう違うの?
・・という祖母(ドリー)は
ウーマンリブ世代であり
パートナー(フランシス)との
充実した暮らしを謳歌する

シングルマザーの母(マギー)には
「娘」を「息子」として
認める準備ができていない
カウンセリングで治療の流れを説明され
手渡された書類には
「両親」の承諾が必要とある
「父親」の欄を埋めるために
自らの人生を振り反る時がきたのである

性同一性障害と
トランスジェンダーというテーマ
この作品には
3世代各々の生き方が映し出される
『新しいジェンダー』とは・・
誰も生き方を否定することはない
ただ戸惑う・・
理解せねばと葛藤する
ただ願う・・
本当の自分として生きていきたいと

レイ(エル・ファニング)の横顔には
抑え切れない葛藤と
不安を払拭する希望が
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