アバウト・レイ 16歳の決断のくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

エルたんの透明感に
頼っていない作品。

心と身体のズレを
一致させ、
男性として
生きていきたいと願う
ティーンエイジャーと、
その家族の物語。

黒い血が流れているような
少し浮かんだ作品を
出演作として選ぶ
エルたんのようですが、
これは地に足、着いてる系。

そして良く合っている。

脇を固める女優たちも素敵。
その外側にいる男優たちも
癖がなくて素敵。

普通というラインがあるなら
そのラインからはみ出たものたちを
サラリとした俳優たちが演じることで
良さが滲み出た作品だと思う。