ゆ

アバウト・レイ 16歳の決断のゆのネタバレレビュー・内容・結末

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

原題 “3 Generations/About Ray ”の通り
祖母・母・本人の3世代のレイへの思いが詰まってた

日本語は 彼・彼女 なんか滅多に使わないけど、英語はしっかりhis/herを明示することもあり、言葉の端々に一喜一憂する姿にもう涙止まらず…
純粋な子どもたちがなんの先入観もなく見たままを受け入れることに自信をもらうシーンすごくよかった

パパの家に行ったレイを連れ戻して4人で帰宅したシーン
家の前の通りを4人それぞれが縦並びで歩いてるのを横から見て
一見すると普通の女性が4人が歩いてるだけに見えるけど、中身・セクシュアリティはみんなそれぞれ違ってて
当たり前のことだけど、見た目で人の中身なんか何にも推し量ることはできないよなと改めて思った

母親世代になれば“親の責任”とか過去に犯したものが着いて回って素直に喜べなくて、祖母世代になると頭の固い考えでなかなか新しいものを受け入れる準備ができなくて(それでも祖母とその同性パートナーっていう設定がすごくよかった)
そんな3 Generations がレイを巡って変わっていくのが、現実にはそんなうまくいかないかもしれないけどすごく刺さった

たぶん、外からこの映画を見たら展開早いし、説明足らずみたいなことも多いし微妙なのかもしれないけど、自分の代弁というか、もう映画の流れなんかなんにも気にならないぐらい入り込んでしまった
ゆ