藤田武彦

アバウト・レイ 16歳の決断の藤田武彦のレビュー・感想・評価

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.1
原題はThree Generations。
おばあちゃんとの同居が隠れたテーマ。

おばあちゃんのニックネームはドードー。
絶滅する鳥のようですが、
独立した大人として付き合う関係が素敵です。

レイの趣味は動画編集。
家族での食事中、お母さんに「お願いだからやめて」と言われても撮り続ける(^^;

自分と彼女を撮った動画を眺めるレイ。
ふと、「僕っていう存在が最低だ」と責める。
二重の存在に引き裂かれた心の内を明かす。
エル・ファニングは、"男の子"を演じても美しい。

美術もキレイ。
お義父さんの家は、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)風。
3世代同居の家に対する皮肉も効いています。

エル・ファニングやスーザン・サランドンが好きな方は、楽しめると思います。
藤田武彦

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