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パパvs新しいパパのマーチのレビュー・感想・評価

パパvs新しいパパ(2015年製作の映画)
3.2
【下半期鑑賞映画寸評:2017】

《父なる証明》

「実父(パパ) vs 義理の父(新しいパパ)」による家族争奪戦!!

アメリカンコメディの鉄板なおバカさや面白さも散りばめつつ、子どもにとって父親の存在はどういうものなのか、父親として在るべき姿を実にまとまり良く描いている。

お金💰で愛情は買えないし、どれだけ愛していても一家の大黒柱としてしっかり役割を果たせないようではお役御免。
パパも新しいパパも何か欠けていたんじゃなくて、子どもたちや奥さんを想う一心で招いた行動が次第に愛情から離れていってしまっていることに気付かなかっただけ。
そしてそれに気付いた時、彼らは本来の意味で“父親”になった。実はあの家族この一件があったことで驚くべき成長を遂げているわけで、義理の父が“パパ👨”と呼ばれるようになったのがその象徴。

それにしても笑ったな〜、バイク🏍のトンデモないスタントとか季節外れのクリスマスプレゼント🎅🎄🎁とか。

オチも伏線回収っぽくなってて綺麗にまとまってたから鑑賞後は非常にスッキリした気分だったんですけど、それにしても義理の父が不憫過ぎませんか?笑 なんかスゴく可哀想だったんですけど…笑 実父は何もできず同じ過ちを繰り返す単純で最低な男だったし。

原題の『Daddy's Home』が凄くいいタイトルなのに、かなり軟弱な邦題に仕立て上げてくれましたね…まあイケイケなマーク・ウォールバーグと誠実頑張り屋なウィル・フェレルの父なる戦いであることに間違いはないのですが。
続編が全米では公開中のようで、今度は両家のお爺ちゃん👴たちが大暴れしてるらしく、予告だけでもかなり面白かったので日本公開が待たれます!(しかもお爺ちゃん役がメルギブとジョンリスゴー!!)

*内容を薄っすらとしか覚えていないので真面目な感じのレビューになっていますが、普通に面白可笑しいコメディ映画です。笑


【p.s.】
下半期に突入しましたが、上半期鑑賞映画のレビューをまだ消化しきれていないため、下半期鑑賞映画も一部は寸評で投稿していきます。

いつもとは違い、極々短いレビューで投稿しています。暇があれば付け加える予定です。

従って、いつもの【映画情報】等もカットさせていただきます。

*詳しくは2017年7月3日に投稿している《『ローン・サバイバー』評》内の【p.s.】をご参照下さい。
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