ロク

奴らを高く吊るせ!のロクのレビュー・感想・評価

奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)
3.8
ル三部作の大ヒットで一躍有名になったクリント・イーストウッドのハリウッド凱旋作が本作。牛泥棒の濡れ衣を着せられ裁判もなしに9人の男によって縛り首にされた男が奇跡的に一命を取り留め復讐のために保安官となって彼らを追跡するという復讐劇なんだけど1968年という時代背景もありニューシネマの香りがほのかにする一風変わった西部劇で「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」のような派手なガンファイトを披露するイーストウッドを期待すると肩すかしを食らっちゃうと思いますが、「西部開拓時代の司法」の矛盾さにスポットを当てた物語や主人公のキャラクター像などは後のイーストウッド作品にも大きな影響を与えている作品なのかなと思いました。なお、若き日のデニス・ホッパーがチョイ役で出演してて驚きました。
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